Viaggio a Bologna, la città di SATOMI, un percorso d'Amore, di Musica, di Sapori e di Cultura italiana, passeggiando sotto i portici tra le mura della città universitaria più antica d'Europa.

里美の町 イタリアボローニャの旅 ヨーロッパで一番古いボローニャ大学 回廊の町ボローニャでの人々との出会い

人生 音楽 お料理 そしてイタリアの様々な文化  by 柳橋里美&ベアトリーチェバッカラーニ

18 aprile 2011

原子力発電所 

この一ヶ月の間、ヨーロッパで盛んに言われた事は、1970年に出きた発電所を未だに閉鎖せず、それを黙認している日本人は間違っているという事です。専門家の間では、1970年頃にできた原子力発電所は20年くらいが限度というのは常識だそうです。国民はともかく、日本の専門家はその当時、何をしていたのでしょうか。原子力発電所は、造ってしまえば後は企業と政治家任せ。事故がない限り関心を持ちません。あって当たり前の存在になってしまいます。ですから、企業は少々の事故は黙っているという事にもなります。私達国民は原子力発電所の専門家?の人達から、原子力発電の素晴らしさを何度も聞かされると洗脳されるのでしょう。怖くなるどころか、安全な所と思ってしまうほど、素晴らしい話をされるのです。原子力発電所のおかげで、電気は使い放題、生活便利、夜もイルミネーションでお昼と変わらぬ明るさ。国民の贅沢も原子力発電を推進する人達にはうまい糧になったわけです。原子力発電所の幹部の方達が、正直に、誠実に、鉄則を守って仕事をしていたならば、今回の事故は起きていないでしょう。お金に目がくらんでいる、過去と現在に幹部を務めておられる東京電力、TEPCOの皆様、そして、お金で動いた政治家の皆様、今回の事故責任を、個人的な資産をも売却して、迷惑をかけた国民に保証をするべきです。今、原子力発電所の内外で仕事を続けていらっしゃる、放射線の中で仕事をされている東京電力、子会社等の方々。上から指令を出す人達は放射線は受けません。労働してくれている人達のおかげで日本は第二のチェルノブイリにならずに済んでいます。この事についても、日本には自分を犠牲にしてまでも日本国を救いたい、というヨーロッパでは考えられない精神の人々がいるという事が伝えられました。チェルノブイリでは皆逃げましたから。
私は政治や、経済に興味を持った事がありません。せいぜい、ユーロと円の変動をみるくらいです。でも、今回は日本の政治や、TEPCOを代表とする企業の儲け本意の体制に大変腹立たしく思います。
広島と長崎に原爆を受け、未だに苦しむ国民がいる中、たくさんの原子力発電所が出来ているる事を知ったのも今回の事故からです。日本は地震国です。自然に打ち勝てると信じて造られたのでしょうか。でも、人間がどんなに素晴らしい物を発明しようと、自然ほど大きい存在はないという事を見せつけられました。これからの日本を、関心を持って、この事故を生きている限り忘れず見守りたいです。

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